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指導日記|「前橋高校は難しい」と言われた中3生が、前橋高校、そして慶應義塾大学へ

2025.10.21

この生徒さんが私のもとへ来たのは、中学3年生のとき。かなり切迫した状況でした。

当時通っていた塾では「前橋高校対策コース」に入ることすら認められず、担当の先生からは「このままでは前橋高校は難しい」と告げられていたそうです。中3でこの宣告は重い。ご本人も、どうすればいいのか分からず不安でいっぱいの、まさに崖っぷちの状態で、思い切って当塾へ移る決断をされました。

塾を移るというのは、受験生にとって勇気のいる選択です。だからこそ、その決断には全力で応えなければなりません。

焦る生徒さんに私がまず伝えたのは、「急がば回れ」でした。残り時間が少ないときほど、基礎から丁寧に立て直すこと。土台の緩んだままの積み上げは、入試本番で必ず崩れます。基礎を固め直した結果、わずか数か月で英検準2級に合格するまでに力が伸び、内申点も大幅に改善しました。

そして迎えた入試。「合格は無理」と言われていた前橋高校に、見事合格です。

私が嬉しかったのは、この生徒さんが合格をゴールにしなかったことです。高校進学後も当塾での学びを続け、着実に力を伸ばしながら、学校生活そのものも楽しんでいました。勉強と生活が両立できている受験生は、最後に強い。その積み重ねの先に、高校卒業時、慶應義塾大学合格という結果が待っていました。

「中3のあの時、塾を選び直したことが人生の大きな転機になった」と生徒さんは振り返ります。中3の崖っぷちから、前橋高校へ。そして慶應へ。5年以上にわたる伴走でしたが、最初の数か月で「絶対に無理」を覆した経験こそが、この生徒さんの一生の自信になったのだと思います。

進路の分かれ道で「無理だ」と言われて立ちすくんでいる中学生を、私は一人で戦わせません。この物語が、その証明です。

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